町屋づくりの家・古民家再生で町並みを守る/富山県H様邸2006年3月竣工

プラン詳細

越中おわら風の盆で知られる八尾町旧町(きゅうちょう)で、おわらの風情が漂う家ができました。
珪藻土や杉などの無垢材など、吟味した本物の材料を使用し、歴史ある町屋の風情をそのままに古民家再生を実現しました。

H様邸のポイント1/しっくい塗りの壁に、杉の無垢材で作る和モダンの玄関。
車庫と兼用の玄関です。
しっくい塗りの壁に、杉の無垢材に着色した腰板、同じく杉の無垢材で作った格子天井。
一つ一つ吟味した素材と色味、配置のバランスが、気品ある和の空間に、モダンなニュアンスをかもし出しています。
奥に見える廊下には、床材にカリンの無垢材を採用。
無垢材であるがゆえに、一枚一枚色味が違っています。それが集まった時、何とも言えない絶妙な色合いに……。
H様邸のポイント2/屋根なりの天井に古い梁を表し、ダイナミックな和に。
柱はすべて杉材を使用。無垢材ならではのつやと木目が、いい表情を出しています。
障子枠にも木目の通った杉材を使用して、空間をまとめました。
居室の壁は、古い塗り壁を全部落として、新たに珪藻土を塗っています。
空間をダイナミックにしているのが、高い天井。もともとあった天井を解体し、屋根成りの天井として高くしています。
さらに、天井裏に隠れていた梁をきれいにして着色し、表し梁(あらわしばり)として見せることで、古民家再生らしい重厚な空間になりました。
H様邸のポイント3/「洗練」という言葉にふさわしい廊下。
しっくいの壁に、杉の無垢材の柱でコントラストを付けた廊下。
壁のライトがカリンの床材をあわく照らし、あめ色のつやを際立たせています。
「洗練」という言葉にふさわしい廊下です。
H様邸のポイント4/手作りの陶器にモダンな水栓をチョイス。
手作りの陶器に、モダンな水栓をチョイスしました。
町屋づくりのお住まいに相応しい洗面所です。
H様邸のポイント5/古い町並みにしっとりと溶け込む。
「歴史ある町屋を、再生させたい」
そんなご要望に応えるため、本物の素材を厳選して作り上げたのが、このH様邸です。
古い町並みにしっとりととけこむ古民家、それを再生するに当たり、「町並み全体を再生する」イメージで、プランから工事までを行いました。
あくまでも和の良さを生かし、所々にアクセントとなるモダンなテイストを取り入れたH様邸。
古民家再生の名にふさわしい、お住まいになりました。
廊下夕景
H様邸のポイント6

日が暮れなずむ頃、家が昼間とは違う表情をまとい始めます。
障子から柔らかく入る光と、照明の光の中で、無垢の木がつやめいた表情を見せる瞬間です。

小椋建築の家づくりについてご紹介します。